ウェアラブルデバイスでより快適に

IoTはウェアラブルデバイスと組み合わせて利用されることが多くあります。どのように利用されているか学習しましょう。

ウェアラブルデバイスとIoT

身に着けて利用するウェアラブルデバイスはIoT装置として利用されることが多くあります。身に着けることにより心拍数や歩数、睡眠の質など利用者の健康状態を管理がすることができます。また、位置情報や行動パターンを利用して、家の照明をつけたり鍵を開けたり快適な環境を作り上げることもできます。代表的な腕時計型とメガネ型のウェアラブルデバイスについてどのように利用されているか、事例を確認しましょう。

腕時計型のウェアラブルデバイス

スマートウォッチとも呼ばれ、代表的なデバイスとして「Apple Watch」があります。
スマートウォッチは心拍数の測定ができ、音楽を聴く場合はコントローラとしても利用できます。

スマートフォンと連携できるので、それらの情報をスマートフォンと共有したり、スマートフォンのアプリを操作したりと、非常に便利なデバイスです。

Apple Watchは血管における血液の光の吸収量を光センサで測定することによって脈拍を測ります。
参考:Appleサポートページ

メガネ型のウェアラブルデバイス

メガネ型デバイスの例で「JINS MEME(ジンズ ミーム)」があります。
このデバイスの動作の一例として、JINS MEMEは、利用者の体の動きや眼球の動きを測定し、集中度や心の状態を可視化します。

出典元:JINS

眼球の動きを測定するセンサを「眼電位センサー」といいます。メガネ型のウェアラブルデバイスのなかには、メガネのレンズに直接情報を表示することができるものもあります。
参考:JINS MEME[株式会社ジンズ]

ウェアラブルデバイスの用途

ウェアラブルデバイスの用途は「心身に関する情報収集」「位置や速度に関する情報収集」「入力・運動支援」の3つに大別されます。なお、それぞれの用途に必要な情報を収集するためにはセンサが取り付けられています。それぞれの情報と対応するセンサをまとめます。

  • 心身に関する情報収集
情報 主なセンサ 主な用途
血流・心拍数 光センサ 健康管理、ストレス、病気の予兆検知
体温 温度センサ 健康管理、病気の予兆検知
眼球の運動 眼電位センサ 眼の動きや瞬き、眠気の検知
  • 位置や速度に関する情報収集
情報 主なセンサ 主な用途
位置情報 GPS 位置情報アプリ、カーナビ
移動情報 加速度センサ・ジャイロセンサ 速度や向きの測定、スマートフォンやゲームのコントローラー
  • 入力・運動支援
情報 主なセンサ 主な用途
体の動き 加速度センサ・圧力センサ 身振りによる操作
センサは目的によってさまざま用意されています。それぞれのセンサがどのような用途で使われているか覚えましょう!

ウェアラブルデバイスの問題点

ウェアラブルデバイスは便利な反面、気を付けなければならないこともあります。

盗撮への不安

2012年に登場した「Google Glass」は、眼鏡型のデバイスです。ディスプレイ(レンズ)に情報を表示させたり、視界に映るものを撮影する機能を搭載していました。
しかしこの撮影機能が、盗撮問題の原因の一つだと言われています。

アメリカのオハイオ州の映画館で、Google Glassを装着したまま映画を鑑賞していた人が、警察に連行された事例がありました。映画をGoogle Glassで録画していると疑いがかけられました。
この人は、度付きのGoogle Glassを視力補正のために使用しており、実際に撮影は行っていませんでしたが、Google Glassやスマートフォンを徹底的に調べられ、ようやく撮影は行っていなかったと結論が出されました。
このような事例に注意しながら使用する必要があります。
撮影が禁止されている場所では使用しないようにし、必要のない時は電源を切っておくなど、注意を払いましょう。

プライバシーとセキュリティの不安

心拍数や体温など健康状態を管理する場合は、ウェアラブルデバイスに健康状態のデータを記憶します。データを記憶したウェアラブルデバイスがハッキングされた場合は、健康状態など個人の生体情報が流出する可能性があります。
みなさんができる対策として、ウェアラブルデバイスも、スマートフォンやパソコン同様にパスワードでロックをかけるようにしましょう。
しかし、パスワードを設定したからといって、完全に守られるわけではありません。ウェアラブルデバイスによっては、指紋認証などのパスワード以外のセキュリティ対策の機能があります。より安全に利用するためにセキュリティ対策をしっかり行いましょう。

個人情報の管理については、メーカーが出しているプライバシーポリシ-(個人情報に関する管理方法や取り扱いについての方針)に記載があります。確認するように心がけましょう。

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