第1問-問4を一緒に解答しよう

大学入学共通テストの解答方法

・解答はすべて⓪~⑨の番号で答えます。

・実際の試験では、マークシートに番号を塗って解答します。

・数値で答える問題は、桁ごとに⓪~⑨をマークします。

ここからは、問4の内容を確認していきましょう。まずはaからです。
問題をもう一度確認しましょう。

問4の問題

今回の出題テーマ

電子メールを送信する仕組みについて

最初は問題を解くための条件の説明が行われています。

前提条件としてどんな内容があるか確認しましょう。

問4 次の問い(a・b)に答えよ。

 電子メールはさまざまな機器を経由して受信者に配信される。経由する機器は場合により異なるが,ここでは図7の概念図に示すように,カオルさん(kaoru@example.ac.jp)がシノブさん(shinobu@example.ed.jp)にメールを送ろうとするときに,送信側のメールサーバAと受信側のメールサーバBがかかわる場合を考える。

図7 カオルさんからシノブさんへメールを送るときの概念図

電子メールを送る時のことってあまり気にしていなかったけれど、メールサーバを使って送っているんですね。

メールを送る時はSMTP、受信はPOPというプロトコルを使っているって勉強したよね。

電子メールはよく利用されているため、問題として出題されることも多くあります。

問題を通して電子メールを送信する仕組みを理解しましょう。

問4.aの問題

今回の出題テーマ

電子メールの送信とドメインの仕組み

この問題は、IP03-04 DNSの仕組みで学習した内容が出題されています。

DNSって「starjuku.net」や「google.com」のような名前のことだったよな。

そうそう、IPアドレスは数字で分かりにくいから、分かりやすい名前を付けて使っているんだよね。

電子メールを送る時にもDNSって使っているんだね。

はい、インターネットではDNSが重要な役割を持っています。

DNSをどのように使っているのかを考えながら問題を見ていきましょう。

a

  カオルさんが,次に示す誤りの例あ〜うのようにシノブさんのメールアドレスを間違えて送信したとき,配信途中のどこかでそのメールをシノブさんに届けられないことが検出される。あ〜うのそれぞれの場合で,そのメールが届けられないことを最初に検出したサーバとその理由の組合せとして正しいものを,後の⓪〜⑦のうちから一つずつ選べ。ただし,同じものを繰り返し選んでもよい。なお,誤って指定した sinobu という文字列に対応するユーザ名やドメイン名は存在しないものとする。exmple.ed.jp という文字列についても,同様とする。

誤りの例(下線部の文字列には綴りの間違いがある。)

あ sinobu@example.ed.jp シ
い example.ed.jp@sinobu ス
う sinobu@exmple.ed.jp セ

問4.aの解説

電子メールって相手の電子メールアドレスを書くだけで届くけど、どうやって相手のサーバを探しているんですか?

メール送信では、DNSという仕組みを使って、相手のメールサーバを探しています。

電子メールが送られるまでの仕組みは次のとおりです。

電子メール送信の流れ

手順 内容
① 電子メールを送信する 送信者が相手のメールアドレスを指定する
② DNSで調べる DNSを使って 受信側メールサーバを探す
③ メールサーバへ送信する 見つかった受信側メールサーバへ電子メールを送る
④ 受信先のメールサーバが電子メールを受信する 届いた電子メールが誰宛なのかユーザを確認する
⑤ 電子メールを受信 受信者が受信側メールサーバから電子メールを受信する

図 DNSを使った電子メール送信の流れ

電子メールを送るときも「DNS」を使ってサーバが存在するかどうか確認しているのですね。

そうですね。送る相手が存在しない場合は、どこに送ってよいかわからないので送信することができません。

メールサーバで電子メールを受信しても受けとる人がいない場合もあるのか。

はい、電子メールで送信相手が正しいのかを確認するところは2か所です。

・送信側のメールサーバで、受信相手のメールサーバが存在しているか。
・受信側のメールサーバで、受け取るユーザが存在しているか。

メールアドレスから、ユーザ名と受信先メールサーバがわかるってことですよね。

メールアドレスの構成は次のようになっています。

メールアドレスの構成

メールアドレスは 「ユーザ名」と「ドメイン名」 の2つに分かれています。

  • @より左側 :ユーザ名
  • @より右側 :メールサーバのドメイン名

それでは問題を一つずつ確認しましょう。

確認のポイント

  • ドメイン名が間違っている場合は送信側メールサーバAで検出される
  • ドメイン名が正しい場合は受信側メールサーバBまで届く
  • ユーザ名が間違っている場合は受信側メールサーバBで検出される

正しいメールアドレス

shinobu@example.ed.jp

あ の場合

sinobu@example.ed.jp

sinobu@example.ed.jp は、ドメイン名 example.ed.jp は正しいですが、ユーザ名 sinobu が間違っています。

そのため、メールは受信側メールサーバBまで届きますが、Bで「ユーザ名が存在しない」と判断されます。

シ=⑤

い の場合

example.ed.jp@sinobu

example.ed.jp@sinobu は、@の右側が sinobu になっています。

メールでは@の右側を受信側のドメイン名として見るため、送信側メールサーバAは sinobu という受信側ドメイン名を探します。

しかし、 sinobu というドメイン名は存在しないため、Aで「受信側のドメイン名が存在しない」と判断されます。

ス=②

う の場合

sinobu@exmple.ed.jp

sinobu@exmple.ed.jp は、ユーザ名 sinobu もドメイン名 exmple.ed.jp も間違っています。

ただし、最初に確認されるのは@の右側のドメイン名です。

そのため、送信側メールサーバAで「受信側のドメイン名が存在しない」と判断されます。

セ=②

A n s w e r

答えは、シ=⑤、ス=②、セ=② です。

✏️類題にチャレンジ

この問題はチャレンジ問題です。

難しいや時間がないと感じた場合は次に進みましょう。

メールアドレスの誤りを考えましょう

カオルさんが、 shinobu@example.ed.jp にメールを送ろうとしました。

しかし、誤って shinobu@examplee.ed.jp と入力してしまいました。

このとき、最初にエラーを検出するサーバとして最も適切なものを次の⓪〜①のうちから一つ選んでください。

解答群
⓪ 送信側メールサーバ
① 受信側メールサーバ
ヒントをみる

今回誤った箇所は「@」の右側です。

@の右側は「受信者のメールサーバのドメイン名」を指定するところです。

受信者のメールサーバのドメイン名はどこでチェックされていたか考えましょう。

問4.bの問題

今回の出題テーマ

IPアドレスとDNS

この問題は、IP03-04 DNSの仕組みで学んだ内容が出題されています。

DNSの基本の問題です。問題文を確認しましょう。

b

 図7のメールを送る過程で用いられる通信先のIPアドレスを特定する仕組みとして最も適当なものを,次の⓪~③のうちから一つ選べ。 ソ

⓪ DNS

① WWW

② パケット通信

③ ルーティング

問4.bの解説

aの解説でも出てきてたけれど、ドメイン名からIPアドレスを調べるものは「DNS」でしたよね。

そうですね。解答群のその他の用語についても確認しましょう。

解答群の用語

用語 役割
DNS ドメイン名から IPアドレスを調べる仕組み
WWW Webページを閲覧する仕組み
パケット通信 データを小さく分割して送受信する通信方式
ルーティング データをどの経路で送るか決める仕組み

IPアドレスを調べるって書いてあるから解答はDNSですね。

その通りです。
DNSは「example.com」のようなドメイン名から通信先のIPアドレスを調べる役割を持っています。

A n s w e r

答えは、ソ=⓪ です。


DNSはドメイン名から通信先のIPアドレスを調べる仕組みです。

ポイント

  • DNSはドメイン名とIPアドレスを対応付ける仕組み
  • WWWはWebページ閲覧の仕組み
  • ルーティングは通信経路を決める仕組み
  • パケット通信はデータを分割して送る通信方式

DNSは普段意識しないことも多いですが、インターネットを使って通信を行う場合はとても重要な仕組みです。

仕組みをきちんと理解しておきましょう。

※この再現版では提出は行いません(送信先は未接続です)

Well done!

次のステップに進みましょう!

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