CPUの性能を知るための重要な指標としてクロック周波数があります。
コンピュータの内部の装置にはCPUやメモリがあり、CPUの内部にはレジスタや演算装置などの多くの装置があります。これらの装置は単独で勝手に動いているのではなく、お互いにタイミングを合わせて動いています。
タイミングがずれていると、話し手と聞き手が同時にしゃべったり黙ったりして、うまく会話できないようなものです。
コンピュータの場合は、データを渡しても受け取れなかったり、同じデータを何度も処理したりしてしまいます。
そのタイミングをそろえるために使われるのがクロック信号です。
クロック信号は「チクタクチクタク…」というリズムのような周期的な信号で、すべての装置がこのリズムに合わせて動きます。
また、クロック信号はクロック周波数で1秒間に何回信号が出されるか決まります。
周波数って聞いたことある。確かHz(ヘルツ)っていう単位を使うやつだ。
はい、よく覚えてましたね。周波数でできた波長の山と谷の1つの信号を1クロックと呼びます。
例えば、クロック周波数が1Hzの場合はクロック数は1秒間に1クロック、5Hzの場合のクロック数は1秒間には5クロックになります。
実際のパソコンはGHz(ギガヘルツ)単位のクロック周波数です。例えば1GHzの場合1秒間のクロック数は10億(1,000,000,000)個のクロックが発生します。
1GHzの場合、1秒間に10億クロックあるわけですが、1クロックはどのくらいの時間かかるかわかりますか?
1秒間に10億個だから・・・
すごく短い時間ってことはわかるけど、どのくらいなんだろう。
1Gは109だから1クロックの時間は1/109で1ns(ナノ秒)です。
亜美さん、よくできましたね。1ns=0.000000001秒です。0.000000001秒間隔でタイミングを合わせているということです。
コンピュータは、処理速度が速いほど良いとされていると話しましたが、クロック周波数が高いほど1秒間でタイミングを合わせて処理できる量が多いことになります。
そのため、一般的にクロック周波数が高い(1秒間で発生するクロック信号が多い)ほど、高性能のCPU(コンピュータ)ということになります。