補数

学習の目的

  • 1. 補数とは

  • 2. 10の補数

  • 3. 2の補数

コンピュータでは、減算も加算で計算しています。つまり、減算器は使わずに加算器だけで減算の結果を出せるのです。

減算を加算で行う理由は次のとおりです。

減算を加算で行う理由

  • 減算器を作らなくてもよいので、電子回路がシンプルになり、コストを下げられる

補数を使えば、加算で減算と同じ結果が出せます。

補数とはどういった値なのか学習します。

補数

補数とは、加算すると桁が増える最小の数値のことです。

足すと桁が増える?・・・

よくわかりません。

たしかに、ちょっと聞きなれない言い方ですよね。

でも、大丈夫!身近な数字を使えばすぐにイメージできるようになりますよ。

それでは、10進数で補数の例を見てみましょう。

10の補数

10進数で「7」の補数を求めます。

補数とは、桁上がりをする最小の数値です。この場合は7は1桁ですので、桁が増えるということは2桁の「10」にするための値を求めます。

10進数の「7」を2桁にするための最小の値は「3」です。

この時の値「3」が補数と呼ばれます。

7に3を加算すると「10」になり1桁多くなり2桁になります。

そういうことなのですね。桁が増えるということは7の場合は10にするわけだから「10-7=3」で、「3」ということですね。

その通りです。では次の値の場合の補数はどうでなるでしょうか。

10進数で543の補数

10進数「543」は「3桁」の数字ですので、補数は1桁多い「4桁」の「1,000」にするためにいくつ必要かを計算します。

10進数「543」の補数は「457」です。

この時の「3」や「457」といった補数の値は10の補数と呼ばれます。

参 考

桁数が指定されている場合は、最大桁数を越える桁上がりの数値を基準とします。

例えば、「3桁」の計算を行う場合、10進数「9」の10の補数は次のように「991」になります。

「3桁」の計算なので、その桁数を超える「4桁」の「1,000」が基準になります。

情 報 こ と ば キ ー ワ ー ド

補数

加算すると桁上がりをする最小値。10進数の補数を10の補数と呼びます。

次の10進数の10の補数を求めましょう。特に指定がない場合は、問題の桁数を越える桁数を基準としてください。

問題1  (99)10の10の補数

問題2 (5,555)10の10の補数

補数を使った減算

10進数の10の補数は作成できるようになりました。この補数を使うと加算で減算と同じ計算ができます。どのようにしているのか学習しましょう。

「65 - 48」を例に考えます。

「65 - 48」を普通に計算すると「17」になります。
これを、補数を使って計算をするには、65に48の10の補数を加算します。

次の手順で計算しましょう。

  • 手順1

    減算する値「48」の10の補数を求める。

    48の10の補数は

    100 - 48 = 52

    52が48の10の補数です。

  • 手順2

    減算する値「65 - 48」の「-48」の部分を補数を加算した計算式「65 + 52」に置き換えて加算する。

    加算結果は「117」になりました。

  • 手順3

    今回は2桁の計算でしたので、桁が大きくなった3桁目を無視して残りの2桁だけ取り出します。

    結果は「17」になり、減算した時と同じ結果になりました。

補数を加算したら、減算と同じ結果になった‼

よくわからないけどすごい。

桁あふれした部分を無視すればいいなんて、誰が考えたんだろう。

補数を加算すると減算と同じ結果になることは分かりましたね。

それでは、2進数の補数について学習しましょう。

※この再現版では提出は行いません(送信先は未接続です)

Well done!

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