✏️第1問-問2を一緒に解答しよう

ここからは、問2の内容を確認していきましょう。

問2は、7セグメントLEDの仕組みを使って考える問題です。

それでは問題を見ていきましょう。

ポイント

数値は桁ごとに答えます。(例:23 → ② と ③)

問2 前半の問題

今回の出題テーマ

組合せ(場合の数)と情報の表現

この問題は、IP01-01「デジタルデータとアナログデータ」で学んだ内容が出題されています。

2進数とかを使うのかな?それなら、第2章で学んでいるね。

でも、「7セグメントLED」って聞き慣れないなぁ。

まず、「7セグメント」という言葉を確認しておきましょう。

セグメントって、なんだか難しそうな言葉ですね…。

セグメントは「区切られた部分」という意味です。
7セグメントは、数字を表示するための7つのパーツのことなんです。

あ!数字の表示が棒みたいなパーツでできているやつですね!

その通りです。例えば「8」は7本すべてを点けて表示し、 「1」は右側の2本だけを点けて表します。

組み合わせで数字を作っているんですね!

そして、その7つの部分を光らせるためにLEDを使ったものが、 7セグメントLEDです。

問2 次の文章を読み,空欄 ウ ~ カ に当てはまる数字をマークせよ。

図1に示した部品は,棒状の7個のLED a~gを使って数字や一部のアルファベットを表示するものである。 この部品を7セグメントLEDと呼び,例えば数字の0~9は図2のようにLEDを点灯させて表示することができる。

図1 7セグメントLED

図2 7セグメントLEDで表示した0~9の数字

7セグメントLEDにおける,a~gを点灯させる組合せは,すべてのLEDが消灯している状態を含めて全部で ウ エ オ 通りである。

問2 前半の解説

図を見て数えようとしたんですが、多すぎて分からなくなりました。

0から9までの表示の種類を数える問題ではないんですよね。

その通りです。この問題では、「数字として使う形」ではなく、7個のLEDそれぞれを点灯するかしないかの組合せを考えます。

LEDが点灯するかしないかは、2進数の考え方で、IP01-01で学んだ、「情報量」に近いんです。

LEDは a~g の7個あります。

それぞれのLEDについて、状態は「点灯する」「点灯しない」の2通りあります。

したがって、全体の組合せの数は、

2 × 2 × 2 × 2 × 2 × 2 × 2 = 27 = 128

となります。

ここで大切なのは、実際に数字や文字として使えるかどうかは関係なく、「各LEDをON/OFFする組合せ全部」を数えることです。

なるほど。1個ずつが2通りだから、掛け算で考えるんですね。

そうです。類題でも、「部品の数」と「それぞれの状態の数」に注目すると解きやすくなりますよ。

確認しよう

7個のLEDはそれぞれ独立して「点灯・消灯」を選べます。
つまり、「2通りの選択」を7回繰り返すので、組合せは 2 × 2 × … × 2(7回) と考えます。

A n s w e r

答えは128です。

理由:7個のLEDそれぞれに「点灯する」「点灯しない」の2通りがあるため、 組合せは 27 = 128 通りとなるからです。

間違えやすいポイント

・0~9の10種類だけを数えてしまう

・図3のアルファベットまで含めて考えてしまう

・「全部消灯」も含むことを見落としてしまう

✏️類題にチャレンジ

7セグメントLEDにおいて,a~gのLEDのうち, 少なくとも1つは点灯している状態は, 全部で何通りありますか。

ヒントをみる

図1 7セグメントLED

全部の組合せは 27 = 128通りでしたね。今回はその中から、「すべて消灯している状態」を除いたものを考えます。

問2 後半の問題

図1に示した部品は,アルファベットとして図3に示す13種類を表示できる。

図3 7セグメントLEDで表示したアルファベット(下線は小文字を示す)

これらの大文字8種類,小文字5種類のアルファベットに加え,数字10種類を用いて,ある製品のエラーコードを表示する。 図4のように,1桁目を大文字のアルファベット,2桁目を小文字のアルファベット,3桁目以降の桁については数字のみを用いる場合, 図1の7セグメントLEDの部品が全部で少なくとも カ 個あれば5,000種類のエラーコードを表示することができる。

図4 7セグメントLEDの部品で表示したエラーコード

問2 後半の解説

これは桁数の問題ですよね。でも、どこから式を作ればいいのか迷いました。

1桁目と2桁目が決まっていて、残りだけ数字なんですよね。

はい。この問題は、「各桁に何通り入るか」を掛け算で考えるのがポイントです。

1桁目には、大文字が8通り入ります。

2桁目には、小文字が5通り入ります。

3桁目以降は数字だけなので、各桁ごとに10通りです。

したがって、部品の個数を n 個とすると、表示できるエラーコードの数は、n-2個 なので、

8 × 5 × 10n-2

となります。

これが5000以上になればよいので、

8 × 5 × 10n-2 ≧ 5000

つまり、

40 × 10n-2 ≧ 5000

です。

n = 4 のときは 40 × 102 = 4000 で足りません。

n = 5 のときは 40 × 103 = 40000 なので条件を満たします。

よって、必要な部品の個数は5個です。

類題でも、「1桁目は何通りか」「2桁目は何通りか」「残りは何通りか」を順に整理すると考えやすいですよ。

なるほど。いきなり答えを考えるんじゃなくて、1桁ずつ何通りかに分ければいいんですね。

その通りです。組合せの問題では、条件ごとに分けて掛け算するのが基本です。

確認しよう

表示できるエラーコードの数は、8 × 5 × 10n-2 と表せます。

A n s w e r

答えは5です。

理由:1桁目8通り、2桁目5通り、3桁目以降は各10通りなので、8 × 5 × 10n-2 ≧ 5000 を満たす最小の n は5だからです。

間違えやすいポイント

・1桁目と2桁目も10通りで考えてしまう

・「少なくとも」なので最小の個数を求めることを見落とす

・n = 4 で 4000 通りしかないことを確認せずに答えてしまう

✏️類題にチャレンジ

1桁目を大文字のアルファベット,2桁目を小文字のアルファベット, 3桁目以降を数字のみとするエラーコードを考える。

図3 7セグメントLEDで表示したアルファベット(下線は小文字を示す)

ただし,2桁目(小文字のアルファベット)に使う7セグメントLEDでは, 右上の縦棒であるセグメントbが故障して使えない。

図3の小文字5種類(b,c,d,n,y)のうち, セグメントbを使うため表示できなくなる文字を除いた場合, 少なくとも5000種類のエラーコードを表示するには, 部品は全部で少なくとも何個必要ですか。

図5 故障した7セグメントLED

ヒントをみる

まず、2桁目で使える小文字が何種類に減るかを考えましょう。 図3を見ると、セグメントbを使う小文字は表示できません。

その後、1桁目の8通り、2桁目で使える文字数、 3桁目以降の10通りずつをかけ合わせて考えます。

問2では、それぞれの状態や条件を分けて考え、掛け算で整理することが大切でしたね。では次に、問3の解説に進みましょう。

※この再現版では提出は行いません(送信先は未接続です)

Well done!

次のステップに進みましょう!

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