アナログのデータをデジタルに変換することをなんというか覚えていますか?
その通りです。
これからA/D変換の詳しいやり方を学びましょう。
音の情報を、0と1のデジタルデータに変換するには、A/D変換を行います。
A/D変換には、いくつか方式がありますが、今回は「PCM方式」について紹介します。
PCMは Pulse Code Modulation(パルス符号変調) の略で、音の波を0と1のデジタルデータに変換する方式です。
PCM方式では、「標本化」→「量子化」→「符号化」をこの順番で行います。
一つずつ内容を確認します。
標本化(サンプリング)は、アナログの波形を、一定時間間隔で波の高さを取得します。
1秒間にする標本化の回数をサンプリング周波数と言います。
サンプリング周波数の単位はHz(ヘルツ)です。例えば、20,000Hzなら1秒間に2万回の標本化を行います。
サンプリング周波数が大きいほど、標本化の間隔が短くなり、より本来の音に近い音になります。
量子化は、標本化した数値を、縦に切り分けた一番近い数値にあわせます。
切り分ける段階数は、量子化ビット数で決まります。
量子化ビット数は多い方が、より細かい音を再現できますが、データの容量が大きくなります。
サンプリング周波数が10,000Hzの時、量子化ビット数が8ビットなら、10,000バイト、16ビット(2バイト)なら20,000バイトになります。
符号化は、量子化で得た数値を2進数に変換します。
これで、音声のデータをデジタルデータに変換する作業が完了しました。
これで、A/D変換について一通り学びましたね。
もう一度確認しますが、「標本化」→「量子化」→「符号化」の順で処理を行うことを覚えてください。
よくわかりました。こうやって、音声をデジタルデータに変えているんですね。
この三つの処理を組み合わせてA/D変換を行う方法を、PCM方式と言います。