a
次の文章中の空欄 ア に入れるのに最も適当なものを,後の⓪~④のうちから一つ選べ。
インターネットで情報をやり取りする際,発信者が本人であることを確認するためにデジタル署名が利用できる。 また,デジタル署名を用いると,その情報が ア を確認できる。
⓪ 複製されていないか
① 暗号化されているか
② 改ざんされていないか
③ どのような経路で届いたか
④ 盗聴されていないか
情報活用編プラス
第6章「IT技術を使って問題解決をしよう」
IP05-01
大学入学共通テストにチャレンジ(2025年問題 第1問・第2問)
大学入学共通テストの解答方法
・解答はすべて⓪~⑨の番号で答えます。
・実際の試験では、マークシートに番号を塗って解答します。
・数値で答える問題は、桁ごとに⓪~⑨をマークします。
ここからは、問1の内容を確認していきましょう。まずはaからです。
問題をもう一度確認しましょう。
今回の出題テーマ
インターネットにおける認証と改ざん検出(デジタル署名)
この問題は、IP03-07「通信の安全性を支える情報セキュリティの仕組み」で学んだ内容が出題されています。
確かに、デジタル署名って、セキュリティの分野でやったね。
うん、ポイントをちゃんと押さえていれば解ける問題だね。
問1 次の問い(a・b)に答えよ。
a
次の文章中の空欄 ア に入れるのに最も適当なものを,後の⓪~④のうちから一つ選べ。
インターネットで情報をやり取りする際,発信者が本人であることを確認するためにデジタル署名が利用できる。 また,デジタル署名を用いると,その情報が ア を確認できる。
⓪ 複製されていないか
① 暗号化されているか
② 改ざんされていないか
③ どのような経路で届いたか
④ 盗聴されていないか
デジタル署名と暗号化が、少しごちゃごちゃになってしまいました。
送信者が本人だと確かめるところは分かるんですが、選択肢のどれと結びつくのか迷いました。
そこが大事なポイントです。デジタル署名は、送信者が本人かどうかと、内容が途中で書き換えられていないかを確かめるために使われます。
デジタル署名では、送信するデータに署名を付けることで、受け取った側が「本当にその人が送ったのか」を確認できます。
また、途中で内容が変更されると、署名の確認結果が合わなくなるため、その情報が改ざんされていないかを確認できます。
ここで大切なのは、デジタル署名は暗号化そのものではないということです。つまり、デジタル署名は「読めないようにする仕組み」ではなく、「正しい送り主か」「内容が変わっていないか」を確かめる仕組みです。
逆に、内容を第三者に読まれにくくするために使うのが暗号化です。暗号化は、通信内容の盗み見を防ぐことに関係しています。
暗号化とは
インターネットで情報をやり取りする際、「暗号化」という言葉がよく使われます。
暗号化とは
情報の内容を第三者に読まれないように、意味の分からない形に変換すること
です。
例えば、パスワードやクレジットカード情報などは、そのまま送るのではなく暗号化して送信されます。
手紙でいうと、「誰にも読まれないように暗号で書く」イメージです。
鍵を持っている人だけが元の内容に戻して読むことができます。
ただし、暗号化は「盗み見(盗聴)」を防ぐための技術であり、
「改ざんされていないか」を確認するものではありません。
改ざんの検出には、デジタル署名などの別の仕組みが必要です。
なるほど。デジタル署名は「改ざんされていないか」を確かめるもので、暗号化は「盗み見されにくくする」ものなんですね。
その通りです。この違いを整理しておくと、次の問題も考えやすくなりますよ。
確認しよう
デジタル署名は、改ざんされていないかの確認に役立ちます。
暗号化は、盗聴への対策に役立ちます。
答えは②です。
理由:デジタル署名は、情報が途中で改ざんされていないかを確認する仕組みだからです。
誤答のポイント
⓪:複製は防げない(コピー自体は可能)
①:暗号化は「読めなくする」仕組みで別物
③:経路は分からない
④:盗聴対策は暗号化の役割
次の文章中の空欄 ア に入れるのに最も適当なものを,後の⓪~③のうちから一つ選んでください。
インターネットで情報を送るとき,第三者に内容を読まれにくくするために暗号化が利用される。 暗号化は,情報の ア を防ぐことに役立つ。
⓪ 複製
① 改ざん
② 経路の特定
③ 盗聴
デジタル署名は「改ざんされていないか」の確認に役立ちました。一方、暗号化は「第三者に読まれにくくする」ための仕組みです。読まれることと最も関係が深い選択肢を選びましょう。
今回の出題テーマ
IPアドレスとIPv6の必要性
この問題は、IP03-02「IPアドレス」で学んだ内容が出題されています。
IPアドレスは通信するときのコンピュータの住所でしたよね。
そうだね。IPv6の必要性についても学んだね。
b
近年,128ビットで構成されるIPアドレスが利用されるようになった理由の一つとして最も適当なものを, 次の⓪~④のうちから一つ選べ。
イ
⓪ 有線LANだけでなく無線LANにも対応するため。
① 大容量データの送受信に対応するため。
② インターネットに直接接続する機器の増加に対応するため。
③ 漢字など英数字以外の文字で表されるドメイン名に対応するため。
④ HTMLの仕様変更に対応するため。
これって、IP03-02「IPアドレス」で学びましたね。
大容量データを扱えるようになるのかなと思いました。
そこはとても間違えやすいところです。IPv6が使われるようになった理由は、インターネットに接続する機器の増加です。
IPv4では、IPアドレスは32ビットで表されますが、スマートフォンやIoT機器の増加により、アドレスが不足する問題が起こりました。
そのため、128ビットに拡張されたIPv6が登場しました。
つまり、ここで重要なのは通信速度やデータ量ではなく、「数(アドレスの数)」です。
また、IPアドレスは「機器を識別する番号」であり、通信の中身(データ内容)やWebの仕組みとは直接関係しません。
類題では、「IPアドレスの役割」と「それ以外の仕組み(HTMLや通信速度)」を区別できるかがポイントになりますよ。
確認しよう
IPv6は、IPアドレス不足を解決するために導入されました。
答えは②です。
理由:IPv6は、インターネットに接続する機器の増加により不足したIPアドレスを補うために導入されたからです。
誤答のポイント
⓪:通信方式(有線・無線)の話ではない
①:データ量や速度とは関係ない
③:ドメイン名はDNSの役割
④:HTMLはWebページの構造を決めるもので無関係
次のうち,IPアドレスとは直接関係のないものを,後の⓪~④のうちから一つ選んでください。 イ
⓪ ネットワーク上で機器を識別するための番号
① インターネットに接続する機器に割り当てられる
② 通信相手を特定するために利用される
③ 機器の数が増えると不足する可能性がある
④ Webページの見た目や構造を決める仕組み
解説で、「IPアドレスは機器を識別する番号」であり、「通信の中身やWebの仕組みとは直接関係しない」と説明しましたね。その観点で選択肢を見直してみましょう。
問1では、似ている用語の役割の違いを整理することが大切でしたね。では次に、問2の解説に進みましょう。
※この再現版では提出は行いません(送信先は未接続です)