クロス集計とは、 2つのデータの関係を見る方法 です。
1つだけでなく、組み合わせて見るんですね。
情報活用編プラス
第5章「データの活用」
IP04-04
グラフからデータを読み解こう(データの可視化)
人に伝わる形でデータを表現するには文章やデータの一覧だけではなく、表形式でデータを整理したりグラフで可視化をする方法があります。
クロス集計とは、 2つのデータの関係を見る方法 です。
組み合わせの例
1つだけでなく、組み合わせて見るんですね。
その通りです。 関係を見ることで、新しい発見があります。
これらの表を見ると、次のことが読み取れます。
性別 × 好きな教科
部活動 × テストの点数
数字がたくさんあると、 ぱっと見では差が分かりにくいかも⋯。
ほんと、数字を見比べないといけないから大変。
そうですね。 このような場合は、 グラフ にすると違いが分かりやすくなります。
ここからも分かるように、データによって分かる内容が異なります。
データの尺度ごとに向いているグラフが分かれます。どのような尺度のデータがどのグラフに向いているか学習します。
データをグラフにするとわかりやすくなりますが、どのグラフでもわかりやすくなるわけではありません。
どんなデータか(尺度)に合わせて選ぶ ことが大切です。
とりあえず円グラフにすればいい、ってわけじゃないんですね。
その通りです。
今回は、「棒グラフ」、「円グラフ・帯グラフ」、「折れ線グラフ」、「ヒストグラム」、「レーダーチャート」について学習します。
グラフの特徴から、向いているデータの分類(尺度)を考えてみましょう。
棒グラフは、主に個数を比較するときに使います。
名義尺度や順序尺度に向いています。
例えば、次のように「好きな教科アンケート(20人)」などの結果を表すときに使います。
アンケート集計表
グラフ
ポイント
文化祭のアンケート結果を比べるときに使えそうだな。
何が人気あったかなどすぐ分かるね。
円グラフや帯グラフは、 割合(構成比) を見るときに使います。
種類を区別する名義尺度に向いています。
例えば、次のように「スマートフォンの利用目的(20人)」などの結果を表すときに使います。
アンケート集計表
グラフ
ポイント
お小遣いとかなにに使ったか分かるようになるかな。いつもいつもなにかなくなっているんだよな。
何にどれくらい使っているのか分かれば、ムダづかいも見えてきそうだね。
折れ線グラフは、 変化の様子 を見るときに使います。
数値の差に意味がある 間隔尺度・比例尺度に向いています。
例えば、次のように「1週間の気温(℃)」などの結果を表すときに使います。
気温表
グラフ
ポイント
時間といっしょに変わるデータに使えるね。
そうだな。部活で毎日トレーニングしているから筋肉量がどれだけ増えていくか管理したいな。
ヒストグラムは、 データの分布 を見るときに使います。
数値データ(間隔尺度・比例尺度)に向いています。
例えば、次のように「テストの点数分布(30人)」などの結果を表すときに使います。
テスト結果集計表
グラフ
ポイント
テストの点数がどのあたりに集まっているか見るときに使えるね。
そうだな。クラスでの自分の位置も見えてきそうだし⋯勉強頑張らないと⋯。
棒グラフとヒストグラムの違い
棒グラフとヒストグラムの違いはグラフの棒の間の隙間です。
棒グラフ
ヒストグラム
ヒストグラムは隣り合う棒を密着させて、分布の塊を見るためのグラフです。
レーダーチャートは、 複数の数値を同時に比較 するときに使います。
比例尺度(同じ単位の数値データ)のデータを複数項目まとめて表します。
例えば、次のように「Aさんの5教科得点」などの結果を表すときに使います。
Aさんの点数表
グラフ
ポイント
スポーツとかでチームの戦力の紹介とかで使われているグラフだね。
いくつかの数値をまとめて比べたいときに使えるね。
データの分類によって見やすいグラフがあるのですね。
その通りです。
グラフと尺度はセットで考えます。
グラフとデータの尺度の対応表
| グラフの種類 | 向いている尺度 | 主な目的 |
|---|---|---|
| 棒グラフ | 名義尺度・順序尺度 | カテゴリごとの個数の比較 |
| 円グラフ・帯グラフ | 名義尺度 | 全体における割合(構成比)の把握 |
| 折れ線グラフ | 間隔尺度・比例尺度 | 時間の経過などによる変化の推移 |
| ヒストグラム | 間隔尺度・比例尺度 | 数値データの分布やばらつきの確認 |
| レーダーチャート | 比例尺度 (同じ単位の数値データ) |
同じ単位の複数項目のバランス比較 |